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売却のタイミング [経営管理]

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経営者がM&Aを決断するタイミングというのは、M&Aが成功するかどうかという点において極めて重要な要素となります。業績悪化で赤字続き、債務超過解消の見込みも立たない、というような最悪の事態になってから、始めて売却について考えるのでは、良い条件を得ることができないばかりか、買い手がつかずに廃業するしかないという結果になってしまいます。

ベストなタイミングに絶対的なものはありませんが、一定の利益を稼いでいるという、いわゆる収益性があるうちでないと買い手がつきにくく、経営が傾いてからでは遅すぎるという事が言えるでしょう。また、M&Aが成約するまでは、3カ月から長い時では1年程度かかる場合もあることから、早めの判断がM&Aの成功を左右するといっても過言ではありません。収益性の高い魅力的な事業には多くの買い手が集まりますが、収益性のなくなった事業はその逆となり、最悪、出口の機会を逃すという災難に襲われてしまいます。

経営不振の赤字企業のM&Aが成功する確率は低いと言えますが、買い手が手に入れにくい何か特別なものを持っている場合、例えばブランド力、抜群の立地条件、優良な取引先、権利やコンテンツ等を保有する場合には、売り手と買い手が一緒になる事で、シナジーによる収益への貢献が見込めたりと、買い手が見つかりM&Aが成約する可能性が残されています。

いずれにしても、廃業による大きな経済損失を招かない為にも、経営者が早い段階からM&Aに対する知識を深める事は、大変重要な事と言えるでしょう。



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